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おいしい東北の日本酒 「上善如水」

2020年02月04日 19:55 by date
2020年02月04日 19:55 by date

「上善如水」

白滝酒造株式会社
新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢2640番地

 新潟県湯沢町の日本酒である、新潟県の湯沢というと私的にはスキー場と温泉である。しかし世間的には湯沢とは「トンネルを抜けると出口だった」イヤ、「トンネルを抜けると雪国だった」で有名な川端康成先生の小説の舞台の町である。駒子さん元気かな?、それはいいとして。
 湯沢町は新潟県であり、地図上では中部日本に入るのであろうが、戊辰戦争時には東北と一緒になり奥羽越列藩同盟として戦ったことにより東北と言ってもいいだろう、それ以外にも新潟県の電力は東北電力の管轄であることから東北地方と言ってもいいのだろう。
 だから新潟県湯沢町の日本酒も東北の日本酒として登場してもよろしい、ということになる。

 令和2年の正月のことである、令和に限らず昭和の時代にも平成の時代にも、地方出身の私ら夫婦(宮城と福島)は盆・正月というと帰省するのが年中行事であった。子供が出来てからは家族全員を車に乗せて渋滞の続く高速道路を難儀しながら親に顔を見せに行くのが家族の楽しみであり、何にも代えがたい親孝行であった。
 しかし時は移り、子供たちは大きくなりそれぞれ結婚し、顔を見せに行くべき両親は既に鬼籍に入り、実家も代替わりし私らの故郷は遠くなった。
 そして今では、私ら夫婦の住まいが子供たちの実家となり、帰省地となった。子供たちのそれぞれの子供たち(つまり孫)の帰省先も私ら夫婦が住むマイホームとなった。
私ら夫婦が30数年前にいろいろと悩み検討して購入したのが現在のマイホームである、私ら親たちの都合で決めたマイホームであるが、私らの子供にとっては唯一の故郷であることは間違いないであろう。故郷であるべきマイホームで正月に家族を待ち続けることは、家族冥利に尽きることだし、親である私の責務でもあろう。

ジョニーウォーカ

 さて日本酒好きの私の事であるから当然のごとく日本酒を用意することが当然の事だろうが、私とて奇をてらう人である。ここは普段呑まないウイスキーで子供たちをもてなそうとした、そこでスーパーのお酒売り場で物色していたら、なんとかつての洋酒が安いではないか。物事の良し悪しを金額で判断する私としてはがぜん飛びつく話である。
 ジョニーウォーカーの赤である、まさか今の時代にジョニ赤が呑めるとは露にも思いませんでした、こんな時代が来たのです。サントリーホワイト・サントリーオールド・サントリーリザーブ、いずれも昔はあこがれのウイスキーであった、それが今では国産ウイスキーを追い越して洋酒が呑めるとはどんな時代になったのでしょう。
 このジョニ赤で我が家のお正月が過ぎていきます。
 久しぶりにウイスキーで酔います。しかしどうもウイスキーでのお正月はしっくりいきません、そんな時でしょうか息子が近くのコンビニから日本酒を買ってきました。
写真にあるように「上善水如」です、水の如しのような酒は飲めるかっ。かつてのの私ならそんなことを言うでしょうが、私の息子が気を利かせて買ってきたもんですからそんなことは言えません。
 何も言わずに日本酒を呑むのがお爺さんの務めでしょう、息子の選んだ酒で酔えるなんて親の醍醐味です。なんという親孝行な息子なんでしょう。
こうして令和2年度のお正月は過ぎていきます。

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