日本国でお酒の名産地といえば新潟と福島でしょう、おいしい水とおいしいお米、そして冬季の厳しい寒さ。
でもその新潟・福島に対しても劣るとも勝らないのが宮城のお酒でしょう、お酒の名産地ほどでもないが宮城にも誇れる日本酒があります。
塩釜の「浦霞」と大崎の「一ノ蔵」でしょう。
宮城県のスーパーやお酒屋さんを見れば「浦霞・一ノ蔵」のオンパレードです。見事なほどの陳列ぶりです。
宮城県出身の私の大好きな「雪の松島」は販売チャンネルが違うために一般的には販売店には並びません。
東京の居酒屋に入ると(群馬でもいいが・・)、全国のおすすめお酒の中にも「浦霞・一ノ蔵が並び、1合800円位で飲ませてくれます(北千住価格)銀座だと1,200円位でしょう(諸説あり)。・・・あくまで個人の感想です。 そういう宮城代表の浦霞・一ノ蔵の牙城を崩しにかかったのが、「日高見」である、(画像参照)
「日高見」
株式会社平孝酒造
宮城県石巻市清水町1-5-3
文久元年(1861年)創業
日高見とは場所を表し、その位置は宮城県の石巻市と北上川流域を指すようである。
「日本書紀」や「常陸国風土記」では大和(奈良県)からみて東方の辺境の地を指す。
そもそも日高見といわれる北上川流域は広大な農地があり、鉄た金などの鉱山資源に恵まれ、、また馬の産地でもある。
日高見(ひだかみ)と北上(きたかみ)、韻がそのままである。
醸造会社の平孝酒造のもともとのブランド酒は「新関」であった、平成元年の級別廃止により新ブランドを立ち上げ、
その後「宮城と言えば日高見」といわれるほどの銘酒となった。
「魚で呑むなら日高見」
ここに宮城らしい意地と誇りが垣間見られる。
記者 伊藤 剛
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