日本全国で新型コロナウィルスの感染が拡大する中、岩手県において感染者０が続いておりましたが、7/29についに一人目の感染が発覚してしまいました。福島県の中で、会津エリアは、8/14現在、いまだに感染者ゼロです。そんな中、教育旅行でこれまで県外を訪れていた福島県内の学校が会津地域を行き先に選択するケースが出てきました。「感染確認ゼロ」の会津エリアが、県内の学校からも注目を浴びているからです。福島県の石川町の野木沢小の６年生は、修学旅行で会津若松市を訪問しました。例年、同校は近くの小学校と合同で栃木県日光市を訪れておりましたが、本年度は感染症の影響を受け、県外の訪問を断念。同校単独で会津若松市を訪問することを決めました。移動中の過密乗車を避けるため、児童２３人と教職員がバス２台に分乗するなど、感染防止対策をした中での実施となりましたが、児童らは会津の歴史や食を満喫しました。６年の男子児童（１２）らは飯盛山のさざえ堂などを見学した後、同市馬場町の飲食店「ラーメン居酒屋 寿楽」でお目当てのご当地グルメ「会津カレー焼きそば」を味わい、県立博物館へと向かいました。男子児童は「家族にお土産を買って帰るのが楽しみ」と笑顔を見せておりました。店主の氏家義光さん（７５）は「子どもたちの声が聞こえてくるのはうれしい」と目を細め、児童らを見送りました。会津若松観光ビューローによると、今月県内からは、野木沢小を含め、４校が教育旅行で市内を訪れる予定とのこと。
また、県外から福島県会津若松市に新潟県の小学校が修学旅行で訪れました。会津地方では今季初の教育旅行受け入れ。同地方は感染者が１人も確認されておらず、その安心感から秋の訪問を検討する県外校も増えている。回復の兆しに関係者は期待を寄せる。訪れたのは長岡市宮内小の６年生と引率教職員ら計９４人。１泊２日で、初日は飯盛山、鶴ケ城などを見学し、東山温泉の旅館に宿泊した。同校は当初９月に新潟県佐渡市への修学旅行を予定したが、台風やコロナ禍の影響を考慮して会津若松市に変更。時期も前倒しした。三沢淳伸校長は「最終決定は１カ月前だったが、感染者ゼロは保護者の安心材料になった」と説明。長岡と会津の幕末の歴史的な縁に子どもたちが関心を持つことにも期待した。 宿泊先となった「くつろぎ宿新滝」の運営会社の渡部一貴取締役マーケティング部長は「春・秋中心の教育旅行は昨年、系列を含めた２館で年間約１００校を受け入れた。今年の春季はゼロだっただけに元気をもらえた」と感謝します。７月は他の学校の予約はなく、秋季に期待する。文部科学省の指針に沿って室内の消毒、換気など感染防止策を徹底する考え。会津若松観光ビューローによると、９～１２月に会津若松への教育旅行を検討する学校は宮城、新潟、千葉各県などの約３８０校。昨年同時期実績の約１．５倍で、感染リスクが高い首都圏を避け会津若松に変更する例もあるといいます。市も来訪実績のある学校に厄よけ祈願の赤べこを贈り、つなぎ留めを図る。観光ビューローの担当者は「秋に会津を訪れる学校が多くなりそうだが、春が１校もなかった分、昨年１年間の約６８０校には及ばない見込み。安心して来てもらえる態勢を整え来年以降につなげたい」と語っております。
新型コロナウィルス感染者ゼロが会津にとって追い風となって、教育旅行や修学旅行が増えて、会津の歴史や文化に触れてもらって、大人になっても会津の素晴らしさをいい思い出になってもらいたいものです。
こんな中、今年のお盆は、東京都在住の私は会津若松市へのお墓参りを見送りました。せっかく会津エリアが感染者ゼロなのに、東京からウィルスを持ち込む訳にはいきません。
しかし、残念ながら、8/19に会津若松市で初めて10代の男性会社員が新型コロナウィルス感染が確認されてしまい、会津エリアの新型コロナウィルス感染者ゼロではなくなってしまいました。その後、10代男性会社員の濃厚接触者2人が感染発覚してしまいました。その後も感染者が増えており、9/3現在で合計16人の感染が確認され、まさに芋づる式に増えてしまい、とてもとても残念です。
【記者 鹿目 哲生】
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