8月13日、盆の入り。福島県のJR郡山駅や福島駅の新幹線ホーム。午前中から何本もの列車が停車するが、人で溢れることはありませんでした。帰省をする人たちも感染症対策を徹底しているが、ためらいもあったといいます。神奈川県から:「周りの目とかもちょっと気にしたりするので、そこは悩みましたね」 栃木県から:「ちょうど、うちの両親も休みがここしかないと言っていて、そうなると流石に1年に1回は会っておかないとなというのもあったので」 新幹線を見つめる男の子…このお盆は家族での帰省や旅行は控えている。例年なら帰省客や観光客で混み合うJR福島駅新幹線ホームも、人影はまばらだった。JR東日本によると、東北、山形両新幹線の自由席乗車率は八日、上下とも5~20%の列車が相次ぎ、例年に比べ十分の一程度となった。 父親:「子どもが新幹線見たいということで、新幹線を見に来たという感じですね。帰省や旅行を考えていたんですけど、今のこのご時世なので控えようかなと思って」
一方、賑わいを見せていたのは福島県内の土産物を販売する福島市の観光物産館「コラッセふくしま」。
お盆の時期は帰省客などで一日4000人近くが来店するが、今年は新型コロナの影響で変化が起きているそうです。福島県観光物産館・櫻田武館長:「今のところは昨年並みの売り上げはキープしていまして。やはり地元のお客様がたくさん見えられて、その分観光の客様や遠方から帰省される方が少ないと思うんですね。地元の方に支えられてもらっているという感じでしょうかね」 遠出を控える動きから来店客の7割以上が地元の人に。会えない家族や友人に福島の土産物を送る人が多くおりました。「15日が父の命日なものですから実家の方にと、あと息子がちょっと来れないので息子の所と2ヵ所。こちらから送ります」 「仙台の知り合いの人にお酒を送ろうかと思って」 さらに…地元の来店客が多いことを逆手にとったフェアを展開。日持ちのしない商品は普段めったに並ぶことがないというが、地元客が多いということで今年初めてお弁当フェアが開催された。 福島県観光物産館・櫻田武館長:「自分たちで地産地消を進めていけばなんとか福島県も経済も回っていくと思いますので。是非ご協力いただければと思います」 人の動きや風景を変えながら、ウイズコロナに対応したお盆休みが続く。
福島県観光物産館が大にぎわいを見せるということは、ウイズコロナの新たな動きですね。
【記者 鹿目 哲生】
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