会津三大茶屋の一つが『奴老ヶ前の田楽』を提供する「お秀茶屋」です。創業三百年の老舗。秘伝の甘味噌をぬり、炭火でじっくり焼き上げた田楽。江戸時代から続く伝統の味は想像を絶する美味しさです。ここにはほのぼのとした会津の温かさがある・・・・。創業延宝年間江戸時代の初め頃、峠下の腰かけ茶屋として暖簾を出した田楽です。餅、生揚、身欠ニシン、里芋に、秘伝の甘味噌を塗り、炭火でじっくりこんがり焼き上げる田楽は、どこか懐しい味がします。江戸時代当時、店の前の川原は会津藩士の処刑場で、今生最後の食として罪人に田楽と清水を与えたという藩主の慈悲は、今でも語り草となり、店の脇には供養の地蔵が残っている。新選組の土方歳三もこの田楽を食したそうです。ちなみに、会津三大茶屋は、この田楽と強清水の天ぷらと門田一ノ堰のぼうだらです。
ちなみに、店内で写真は掲載されておりませんが、お店の方から伺った話として、大河ドラマ「八重の桜」撮影時、松平家第十四代当主の松平保久氏と共に松平容保役の綾野剛さんと、照姫役の稲森いずみさんが三人揃って「お秀茶屋」を訪問し、田楽を食べられたそうです。その際に、写真を撮影し色紙にサインをしていただいたそうです。いつの日か店内に掲載されると思います。
【松平容保役の綾野剛さん】
【照姫役の稲森いずみさん】
私は小学校の頃、会津坂下町に三年間在住してましたが、その頃から「お秀茶屋」の田楽は食べており、大好きでした。還暦となった今もその美味しさは50年前と変わらずもう一皿食べたくなるくらいでした。皆様も会津訪問時には、ぜひぜひ東山温泉の入口に位置する奴老ヶ前の「お秀茶屋」の田楽をご賞味ください。
【記者 鹿目 哲生】
読者コメント