【会津若松市のシンボル『會津鶴ヶ城』】
【御薬園】
「御薬園」は、江戸時代の代表的な大名型山水庭園として国の名勝に指定されました。今から約600年前の室町時代、霊泉が湧出したこの地に、会津領主が別荘を建てたのが始まりといわれています。後に各種薬草を栽培する薬草園が設けられ、「御薬園」と呼ばれるようになりました。戊辰戦争時は、ここが新政府軍の療養所として使用されたため、戦火に巻き込まれずに往時の姿をとどめています。歴代藩主がこよなく愛した庭園で、歴史の香る癒しのひと時をお過ごし下さい。 藩主も眺めた御茶屋御殿から当時の風景をしのびながら抹茶(有料)を頂くこともできます。
【会津武家屋敷】
「会津武家屋敷」は、会津武士道を中心とした会津の歴史、文化の伝承と発信を使命とする施設です。2300坪及ぶ会津藩家老西郷頼母邸はけやき・ひのき・杉材を使用した和様建築の豪華壮大な造りとなっており、表門に足を踏み入れると、そこからもうタイムスリップ、会津武士の生活が偲ばれます。他に歴史資料館、精米所、県重要文化財の陣屋や茶屋なども軒を連ね見どころ満載です。赤べこや起上り小法師の絵付けの体験コーナーもあり、弓道体験では的を射ぬくと景品をゲット出来ます。「お食事処・九曜亭」、福島・会津のいいものを集めた「郷工房・古今」へは見学せずに直接お入り頂けます。
【會津藩校日新館】
「會津藩校日新館」は、「ならぬことはならぬ」の精神を脈々と伝える全国有数の藩校です。人材の育成を目的に1803年に建設された会津藩の最高学府。藩士の子弟は10歳で入学して学問や武道に励み、心身の鍛錬に努めました。約8千坪の敷地に武道場や天文台、日本最古のプールといわれる水練水馬池などがあり、新島八重の実兄・山本覚馬や白虎隊の少年達をはじめ、多くの優秀な人材を輩出。覚馬はのちに、この日新館で蘭学の教授も務めました。当時の施設を忠実に復元された現在の日新館では、壮大な江戸建築や当時の学習の様子を観覧できるほか、弓道や座禅などの各種武士道体験や、会津の縁起物「赤べこ」などの絵付け体験も楽しめます。また、天文台跡もあり、日新館では選択制の授業の中に天文学を学ぶ授業がありました。会津では藩祖である保科正之が渋川春海に暦作りを命じたこともあり、天文学が盛んなところでした。 会津藩では冬至の日に次の年の天候を読んで藩に提出するのが通例で、日新館の天文を教える師範や諏訪神社の神官がそれを担っていました。そのために日新館には天文台が備わっていました。天文台がある藩校というのは、全国でもかなり珍しいようです。
【会津若松市の名湯「東山温泉」】
【会津若松市の奥座敷「芦ノ牧温泉】
株式会社リクルートライフスタイルが企画・編集する旅行情報誌『関東・東北じゃらん』は、東北在住2,065人を対象に東北6県の観光地に関するアンケートを実施しました結果、人気観光地ランキング2020年の東北エリアの調査で、宿泊旅行で行って良かった観光地は、第1位「秋保温泉」、第2位「会津若松市」、第3位「鶴岡・湯野浜・あつみ」となりました。会津若松市が堂々第2位獲得といったとってもとっても嬉しいニュースです。
会津若松市からちょっと足を伸ばせば、下郷町には、『大内宿』や『塔のへつり』といった観光地が目白押しです。
【大内宿(下郷町)】
【大内宿の名店『三澤屋』】
【葱で食べる『高遠蕎麦』は、そばつゆに大根のしほり汁が入っていて絶品です】
【塔のへつり(下郷町)】
私は、「御薬園」以外は、全て訪問しました。会津は、歴史の宝庫です。足を伸ばせば素晴らしい景勝地もたくさんあり、一人でも多くの皆さんに会津にお越しいただきたいと思います。
【記者 鹿目 哲生】
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