急な星亮一先生の訃報を伺って、大切な記憶というのは順序だてて来るのではなく、 後から考えれば意味があるのかもしれませんが現在では断片的に表れてきています。
戊辰戦争研究会の歴史散策の会で星亮一先生にはじめてお会いしました。歴史散策の 会は関西、関東、東北でも行われていますが、佐賀集会のアームストロング砲講演で 地元参加の一般の方の質問にも丁寧に回答されている真摯な姿が思い出になっていま す。講演後の懇親会でアームストロング砲の上野戦争、函館戦争での裏話(音だけ大 きくなかなか命中しない)など楽しく拝聴しました。
著書のプロフィール誤解して会津出身の方だと思っていましたが、青山墓地の集会で の山川浩、山川健次郎について戊辰戦争研究会元会長鈴木丹下さんとの会話で星先生 の家系は仙台藩士であったことを聞いて驚き、著作について少し納得しました。
3.11東日本大震災ではすぐに行動を起こされて、宮城県名取市閖上での被災地で 鎮魂される姿は、部屋の中で執筆されるだけでなくフィールドワークを大切にされて ジャーナリストの面を見せつけられました。
武田泉 (三河屋幸三郎)
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