戊辰研の顧問、林 洋海 先生の新刊書が現代書館より発刊されました。
「印象派とタイヤ王: 石橋正二郎のブリヂストン美術館」
単行本 2022/4/25 林 洋海 (著)単行本 ¥2,200
ブリヂストンの創業者・石橋正二郎は一代で世界有数のタイヤメーカーに成長させた文字通り立志伝中の人物であるが、印象派を中心とする一流の洋画コレクターでもある。ブリヂストン美術館(現・アーティゾン美術館)、石橋美術館(現・久留米市美術館)、ヴェネツィア・ビエンナーレ日本間、東京国立美術館の四つの美術館を造った社会事業家としての顔を持つ、石橋正二郎という存在を活き活きと浮かび上がらせた。
戦時中は美術品の売買は盛んであり、戦中や石橋が積極的に印象派の絵画を買い集めた敗戦直後の美術界の上京と動向や青木繁、藤島武二といった日本洋画界の巨匠達とのエピソードにも話が及び、日本美術史という観点からも興味深いエピソードが綴られた一冊である。
林 洋海先生のご紹介です。
1942年福岡県生まれ。久留米商業高校卒、トッパンアイデアセンターを経てAGIOデザイン主宰。二十代より世界を回り、中国・韓国・台湾にデザイン関係の友人多数。六十歳から北海道から沖縄まで毎年訪れ、定点観測を行う。東北被災地は二〇一二年から毎年視察する。
星亮一戊辰戦争研究会顧問、 著書に『ブリヂストン 石橋正二郎伝』『十二歳の戊辰戦争』『〈三越〉をつくったサムライ日比翁助』『キリシタン武将 黒田官兵衛』『東芝の祖 からくり儀右衛門』『久留米藩』(現代書館)など多数。
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