バックナンバー(もっと見る)

2024年春季号 vol.5

今年は3月後半が寒かったせいか、例年より桜の開花が遅くなっておりましたが、全国…

2023年秋季号 第3号

戊辰戦争では、当時の会津藩は鳥羽・伏見の戦いで「朝敵」とみなされ、その後も新政…

ザ・戊辰研マガジン

2022年06月号 vol.56

新撰組展2022~福島県立博物館(会津若松市)開催

2022年06月01日 16:47 by tetsuo-kanome
2022年06月01日 16:47 by tetsuo-kanome

【新撰組局長 近藤勇】

【新撰組副長 土方歳三の刀】

 

【新撰組 斎藤一の晩年の写真】

【新撰組 斎藤一の家族の集合写真】

 福島県会津若松市の福島県立博物館で、7/23~9/19の間、「新選組展2022~史料から辿る足跡」が開催されます。 

 新選組は、文久三年二月四日に江戸で結成された浪士組を母体とした政治集団で、尊王攘夷の実現を目指しました。会津藩に所属して京都市中の治安維持を担う一方、局長・近藤勇は一橋・会津・桑名(一会桑)勢力の有力な周旋方として政治活動に奔走しました。戊辰戦争では、幕府側に属して最後まで戦い、東北、箱館(函館)へと転戦し懸命に激動の時代を生き抜きました。現代にいたるまで、新選組は小説、アニメ、ドラマ、映画などで、常に身近な存在として描かれ親しまれてきました。一方で、近年歴史学の分野では新選組やその周辺の調査・研究が進み新たな資料が発掘され、実際の史料から読み取れる当時の隊士の思いや姿に迫る展示内容で約200点を展示。全国的にも新選組を扱った大規模展覧会は約20年ぶりとなります。また、会津ゆかりの隊士の斎藤一に関する資料はまとまった形で展示する初の機会となります。小説などで知られる新選組像とは異なった姿が明らかになってきています。本展覧会では、これら最新の研究知見を加味しながら、会津、京都という新選組と深く結びついたゆかりの地を舞台に新選組の実像に迫りたいと考えているそうです。う~ん、この企画展は素晴らしい。新選組ファンは必見です。

 また、幕末の京都で活躍した「新選組」を愛する全国の同好会・団体でつくる「全国新選組サミット」は、今年9月24日、会津若松市で「第21回全国新選組サミットin會津」を開催することになりました。ここ数年、コロナ禍で開催が見送られ、実施は3年ぶり。5/7に準備会が東京都日野市で開かれ、サミット事務局が會津新選組同好会に引き継がれた。サミットは2004年から新選組ゆかりの全国各地で開かれ、会津若松市での開催は5回目。9月のサミットでは会津稽古堂で著名人による記念講演が行われるほか、関係団体が一堂に会し意見を交わす。新選組屈指の剣客・斎藤一の墓がある同市の阿弥陀寺で「会津新選組まつり」も開き、斎藤一忌法要などを行う。會津新選組同好会の佐藤功武(よしたけ)局長(66)=会津若松市=は「今年こそ会津開催を実現させる。新選組がより注目されるよう取り組む」と意気込んだ。斎藤一のひ孫に当たる藤田太郎さん(78)=埼玉県=は「多くの方が新選組について考え、話し合ってくれることは意義がある」と会津開催を歓迎した。土方歳三悼みファンら参列「新選組の故郷」とされる東京都日野市で7日、新選組副長・土方歳三の命日(5月11日)を前に「土方歳三忌」が行われた。歳三の墓がある石田寺での墓前法要には、土方家の子孫や新選組隊士の子孫、全国のファンら約80人が参列して祈りをささげた。日野新選組同好会の主催で3年ぶりに行った。土方家の菩提(ぼだい)寺である同市の高幡不動尊でトークショーなども行われ、斎藤一の子孫藤田太郎さんと會津新選組同好会の佐藤功武局長が斎藤一について解説した。会津若松市内では、新選組隊士コンテストや天然理心流などの演武も繰り広げられた。

【記者 鹿目 哲生】

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2024年春季号 vol.5

今年は3月後半が寒かったせいか、例年より桜の開花が遅くなっておりましたが、全国…

2023年秋季号 第3号

戊辰戦争では、当時の会津藩は鳥羽・伏見の戦いで「朝敵」とみなされ、その後も新政…