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ザ・戊辰研マガジン

2022年06月号 vol.56

宇宙石と差塩湿原

2022年06月06日 10:31 by norippe
2022年06月06日 10:31 by norippe

 五月晴れ、気分を変えて高原の風景を眺めるのもいいものです。

 福島県いわき市三和町差塩(さいそ)に“宇宙石”と呼ばれている巨石があります。いわき市営牧野(牧草地)と言う場所にあるのですが、巨石マニアだけが知る隠れた巨石スポットなのです。



 磐越道いわき三和インター入口交差点を差塩方面に真っすぐ入り、山道を奥へ奥へと入って行きます。牧草地に突如として現れるエアーズロック。その巨大さは圧巻で、まるで西部劇に出て来る風景を思わせます。


気持ち良さそうに、二羽の鳥が青空を舞っていました

 地元では「ブナ石」と呼ばれていますが、通称は「宇宙石」といわれています。
 牧草がまだ伸びないうちに来れば、石のすぐそばまで行けたのですが、今回は少し離れた場所からの撮影になりました。
 いわき市を代表する水石山、湯ノ岳、矢大臣山、二ツ箭山などを望むことが出来て、よく晴れた日には太平洋を望むことが出来ます。



 石の上でギターを抱え唄っているのはハヤミイワオさん。我が家族と親交の深いミュージシャン。CDも発売しています。気持ち良さそうに唄っている姿を、ドローンで空撮した写真です。





 この宇宙石の近くには「差塩湿原」があります。



 この差塩湿原は海抜500mにある低層湿原で、今から約2万年前の最終氷河期に出来たとされています。5月には氷河期の生き残りの植物といわれる「ミツガシワ」が開花し、素晴らしい景観が広がります。昭和61年3月28日に市の天然記念物に指定されています。





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