今月の新刊 ●「一生使える脳」PHP新書、記憶するとは「覚えること」ではなく、いかに「思い出すか」である。適度な有酸素運動が脳機能を高める。運動不足はアルツハイマー型認知症の22%に見られ、運動することにより改善がみられる。一日、20-30分の速足でのウォーキングが良いとのこと。●「体を悪くする やってはいけない食べ方」青春出版社、野菜は食事の最後に、ビタミンCやBを活用したいのであればこの順番が良い。よく噛まないで食べる人は、老化が早い。油が多い食品をレンジで温めると油が劣化し、トランス脂肪酸(動脈硬化や脳梗塞などのリスクを上げる危険な油)が増える。レンジ利用は短時間で短めに設定すること。電子レンジ以外で温められる場合は、そちらを利用すること。つい捨てがちな「ねぎの青い部分」にがん予防効果があった。内部のヌルヌルにパワーがあった。細かく刻んだり、しっかり加熱して食べたい。野菜くずは捨てずにに出してだし汁として利用する。栄養分がたっぷりと含まれている。 ●「血管ストレッチ」青春出版社、早く歩くだけで全身の血管が開く、がんばらない運動が寿命を延ばす、血管はせっかちな性格も苦手、10万キロメートルにもわたって体を巡り、命を司る血管、血管を開いて血液の流れが良くなれば、未来も見えてくる。 ●「恩赦と死刑囚」洋泉社、平成は来年四月で終わり、五月から新元号となる。そして「恩赦」も実施される。死刑から無期懲役へと減刑され、、、処刑台から生還した者達が過去に存在していたのである。確定死刑囚は124人。 ●「松本清張 隠蔽(いんぺい)と暴露 の作家」集英社新書、時代の流れと共に清張作品を紹介している。 ●「藤田嗣治 手紙の森へ」集英社新書、今年は、嗣治の没50周年、その藤田の手紙集。 ●「ヒトラーに抵抗した人々」中公新書、『いつでも人には親切にしなさい。助けたり与えたりする必要のある人たちこそ、そうすることが人生で一番大切なことです。これから頑張ってね、さようなら、お父さんより』、、反ナチのメンバーが処刑前に11才の娘にあてた手紙
2024年春季号 vol.5
今年は3月後半が寒かったせいか、例年より桜の開花が遅くなっておりましたが、全国…
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