【山川浩と山川健次郎】
【山川浩と健次郎展の展示品の数々】
戊辰戦争時の会津藩家老で明治に軍人として活躍した山川浩(大蔵)と、浩の弟で東京帝大総長などを歴任した山川健次郎に焦点を当てたテーマ展「山川浩と健次郎」は、1/16から、会津若松市の福島県立博物館で始まりました。二月二十八日まで。二〇一八(平成三十)年に兄弟の子孫から寄託された資料の整理が済んだことから、健次郎の没後九十年に当たる今年に合わせ公開しております。健次郎の肖像写真原本、浩が西南戦争出征前につづった和歌「さつま人」の掛け軸など約四十点を展示されております。規則正しい生活を心掛け、子どもたちに時間を守る大切さを説いていた健次郎愛用の懐中時計なども紹介されております。
【「さつま人に問う」(山川浩書)】
【山川 浩】
【「有文事者必有武備」(山川健次郎書)】
【山川 健次郎】
【山川三兄妹】
【福島県立博物館からのメッセージ】
会津藩士の山川家に生まれた浩と健次郎。 兄・浩は戊辰戦争のさなか会津藩の家老として登用され、明治時代は軍人・教育者・政治家へと活躍の場を広げた人物です。 弟・健次郎はアメリカ留学を経て、物理学教授として後進の育成にあたり、のちに東京帝国大学(現東京大学)などの総長を務めた教育者として知られています。 山川兄弟はそれぞれの道で活躍しましたが、2人が協力して完成させた『京都守護職始末』は代表的な業績といえます。本書は幕末の会津藩を知るうえでは欠かせない文献であり、今日に至るまで読み継がれています。 令和3年(2021)は、山川健次郎没後90年にあたります。 この節目を機会に、本展では山川兄弟の業績をあらためて振り返りたいと思います。近年新たにご寄託頂いた山川家資料のほか、関連する館蔵資料もあわせて展示します。ぜひご覧ください。
いやぁ、これも見たい!!!コロナ禍でなかったら、飛んでいきたいくらいです。山川兄弟は会津藩の誇りです。
【記者 鹿目 哲生】
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