今月号の表紙は、岡山県倉敷にある美観地区の一場面を画像にしました。
当マガジン記者であるminnycatさんが撮られた写真に手を加えました。
画像の右に立っている洋風の館、これは倉敷の役場として建てられた木造建築で、大正6年に建てられたものです。
川面には倉敷川下りの小舟と、それを見つめる古風な女性を立たせてみました。
この元倉敷町役場の建物は、現在は観光案内所として観光ガイドや観光施設などの紹介を行うほか、無料休憩所として開放されています。
建物は国登録有形文化財に指定されています。 倉敷は、江戸時代初期の寛永19年、江戸幕府の天領に定められた際に倉敷代官所が当地区に設けられ、以来備中国南部の物資の集散地として発展した歴史を持ちます。
倉敷川の畔から鶴形山南側街道一帯に白壁なまこ壁の屋敷や蔵が並び、天領時代の町並みをよく残しています。
昭和44年に倉敷市の条例に基づき美観地区に定められ、昭和54年に県内2件目の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。
また、昭和5年に建てられた日本最初の西洋美術館大原美術館や、明治21年に代官所跡地に建てられた旧倉敷紡績工場の建物を改修・再利用した観光施設倉敷アイビースクエア等も当地区を代表する建築物であります。
2024年春季号 vol.5
今年は3月後半が寒かったせいか、例年より桜の開花が遅くなっておりましたが、全国…
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