●「天才 渋沢栄一 」さくら舎、1万円札の顔となる渋沢栄一、日本資本主義の父。地位と収入を失った士族の大集団を前にしての明確な対策に大感動、 産業育成のため企業設立の立役者として活躍し運営を指導、銀行ローンの仕方を教え、財務諸表の作成方法を丁寧に教えた、まさに、1万円札に最もふさわしい人物!
●「もったいない112の習慣」青春出版社、漂白剤を使って真っ白に→ ボロボロになり買い替えるハメになる。冷蔵庫には透明カーテンをつけて節電→ 取り出しにくく、ドアポケットに置いている食品(牛乳・卵)が痛む。節電には詰め込み 過ぎず開閉をすくなくさせること。アリの侵入防止に防虫剤を使う→ チョークで線を引くだけで侵入をブロックできる。電池が切れたら入れ替える→ 手で包んで温めるだけで、簡単に復活する。そして、両極の端子を良く拭くこと。 ハサミ、切れにくくなったので、もう使えない→ アルミホイルを重ねて切ると、切れ味が復活する。切り花、直ぐ花瓶に入れて楽しむ→ 水に漂白剤と砂糖を加えると花が長持ちする。
●「免疫力 正しく知って、正しく整える」、ワニブックスplus新書、規則正しい生活、私たちの免疫力は、身の回りの微生物に支えられている。自宅の床に落としたものはホコリを払って食べるのが丁度良い。 獲得免疫が活発に動くのは夜、夜に高熱が出る。腸内細菌には免疫力を高める「黄金バランス」がある。「楽な食べ物」にばかり頼ってはいけない。 食事の6割を野菜や豆類にする。わかめ、納豆、モロヘイヤなど、水に溶けてドロドロのゲル状になる食品は腸内細菌のとても良いエサになる。 感染症で悪化するか否かは、「油」がカギ、お薦めはエキストラヴァージン・オリーブオイル。「笑う」「寝る」「好きなことをする」で、免疫は3割上がる。足の筋肉を衰えさせてはいけない。
●「本屋を守れ」PHP新書、車内で40代の乗客はスマホでゲーム、黙って本を読むということが大人も子供もできなくなっている。日本が欧米列強の植民地にならなかったのは、幕末・明治に来日した外国人は、 町人たちが本屋で立ち読みしている姿を見て震撼したから。幕末には江戸に八百軒、京都に二百軒の本屋があった。江戸末期の識字率が九割を上回るというのは欧米が驚愕。親友は生涯にせいぜい数人、 しかし、書物の世界では無数の作者・登場人物との間で深い心の交感ができる。
●「スマホを捨てたい子供たち」ポプラ新書、子供たちに「スマホを使っている人は」と聞くと、ほぼ全員が手を挙げるが、「スマホを捨てたいと思う人は」と聞くと結構多くの子供たちが手を挙げる。インターネットで劇的に繋がる人数は増えたが、人間が、安定的な関係を 保てる上限が150人ほど。
●「中国、科学技術覇権への野望」中公新書ラクレ、中国の目標は2030年に宇宙大国になること。国際特許出願、アメリカを抜いて1位、質より量? 5Gでは世界をリードすると公言、毎年7百万人の大学卒業者を有する。 しかし、日本の独創性と目白押しのノーベル賞候補、中国の台頭、米中の新冷戦の戦線拡大の時代にキラリと光る日本を次の世代に残したい。基礎研究を立て直し若手研究者の育成が急がれる。
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