10月5日(火)、大丸・京都店にて映画『燃えよ剣』の衣装が展示されていたの で、観に行って きました。衣装もさることながら、特に目を引いたのは、新撰組の隊服である「だんだら羽織」の複製品です。この羽織は大丸があつらえたとされていて(芹沢鴨が大丸に発注した…… という記述を、どこかで目にした記憶アリ)、その羽織を150年以上の時を超えて大丸が復元製作し、現在の店内にて公開展示するという何とも素敵な企画でした。羽織は2枚製作され、1枚は大丸に、もう1枚は壬生寺に奉納されたそうです。
Cf. 伝説の新選組「だんだら羽織」を大丸京都店が復元
鮮やかなあさぎ色の麻地に白い大胆なだんだら模様。幕末、京都を舞台に活躍した新選組の隊服を復元した「だんだら羽織」が、大丸京都店(京都市下京区)1階の特設会場で展示されている。5日まで。
新選組は約150年前、当時は松原通りにあった呉服店「大丸」に羽織を注文したと伝えられている。 大丸が創業300周年を迎えた2017年、新選組にゆかりの深い「壬生寺」(中京区)の松浦俊昭貫主からの提案を受け、19年から取り組んだ。羽織は現存していないため、新選組の歴史に詳しい京都新選組同好会などの協力を得て、1555年創業の「千總」(中京区)が制作統括を務め、草木染の「染司よしおか」(伏見区)が国産の麻を藍で染色、有樹和裁(左京区)が手縫いで仕立てるなど、京都の老舗の力を結集して復元。2枚制作し、1枚は壬生寺に奉納した。 企画からかかわった大丸京都店営業推進部マネジャーの谷京子さんは、「残っている資料が少ないなか、誰が見ても納得してもらうものをつくりたいという思いで取り組んだ。多くの方に見て喜んでもらえたら」。
(朝日新聞デジタル- https://www.asahi.com/articles/ASPB46SG1P9RPLZB001.html)
戊辰研会員・町野久吉 (代筆 minnycat)
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