旅行サイト「じゃらんnet」を運営するリクルート(東京都)が発表した「じゃらん人気温泉地ランキング2024」で、高湯温泉(福島市)が満足度ランキング総合部門で1位に輝いた。1位は2021年版以来3年ぶりで、満足度は94.4%だった。2位は奥飛騨温泉郷(岐阜県)で93.4%、3位は黒川温泉(熊本県)で93.2%だった。
このほか「全国人気温泉地ランキング(もう一度行ってみたい温泉地)」は草津温泉(群馬県)が1位となった。「温泉地リピート意向率ランキング」は乳頭温泉郷(秋田県)が1位で高湯温泉が21位だった。「全国あこがれ温泉地ランキング」は乳頭温泉郷が5年連続で1位、「おすすめしたい穴場温泉地ランキング」も、乳頭温泉郷が2年連続でトップとなり、高湯温泉が7位、中ノ沢温泉(猪苗代町)が14位に入った。調査は8月16~30日、インターネット上でアンケートを実施した。福島県内14ヶ所を含む全国327ヶ所の温泉地を対象に設定し「じゃらんnet」の会員1万6107人から回答を得た結果。
私は、「高湯温泉」の大ファンで、今回何度目かの全国の温泉満足度№1はとっても嬉しい!古くは信夫高湯と称され、蔵王高湯、白布高湯とともに奥羽三高湯として栄えてきた濁り湯の名湯です。山岳観光道路の磐梯吾妻スカイラインの福島市側入り口にあります。開湯は天文年間(1532⊸1555年)の発見とされ、その後湯税を納税した記録もありますが、正式に温泉として営業するようになったのは慶長12年(1607年)といわれています。 慶長12年に宍戸玉右衛門が信夫屋旅館、そして菅野国安が安達屋旅館を営業を始めた記録があります。 江戸時代の当時から「高湯温泉」は「一切の鳴り物を禁ず」との決まりがあり、歓楽街とは一線を画した本格的な湯治場として発展してきました。泉質は酸性・含硫黄‐アルミニウム・カルシウム硫化塩泉、泉温は42~51℃、湧出量は毎分3,258リットルです。 硫黄濃度が高い温泉で、「万座温泉」、「月岡温泉」の次に濃度が高いとされ、高い薬効から「東北の草津」とも称されており、平成11年(1999年)には国民保養温泉地にも指定されています。
【高湯温泉あったか湯(福島市運営 入浴料250円)】
私は福島市勤務時の5年半の間、単身赴任でしたが、家族が待つ自宅に帰らない際には、必ずと言っていいほど、共同浴場の「高湯温泉あったか湯」に行っておりました。身体の芯から温まる温泉はたまりませんでした。心身ともにリフレッシュできました。「あったか湯」の方々とは顔見知りになるほどでした。入浴料金も回数券を買うほどでした。福島市内から車で30分で極上の温泉かけ流しの体験できるののは、このうえない幸せでした。皆様も機会がありましたら、ぜひ「高湯温泉」につかってみてください。きっとご満足頂けると思います。
【記者 鹿目 哲生】
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