「河井継之助」の映画、「峠」が公開上映中ですね。観に行きたいと思っております。
只見で行なわれる河井継之助の「墓前祭」に参加したことがありました。 それで、「河井継之助」星亮一・著を読んでテンションを高めていました。 幕末維新、会ってみたいと思う人物は、やはり継之助です。鹿児島で西郷は神と 崇められ、高知で龍馬はシンボル、山口の松陰・晋作は住民を見守っているかのような静けさの中にあります。 しかし、継之助は違います。 長岡を焼いたと百数十年経っても住民から非難され続けて、今でも、人々の関心の的。 しかし、心の中では、もう既に許している。継之助を身近に思っている証拠だと 思います。なんとドラマティックな人生であったろうと涙する場面や、 「けっしてめげることはない、その逞しさで、どこにいってもたちまち頭角を現 す」 人物が飛び出してきそうなほど、活動的で魅力的に描かれています。 本書を読んで、また、スケールの大きな継之助が現れてきました。
南会津郡只見町 六十里越え
命日が、八月十六日。 行った時は八月十五日で、一日違いだった のを残念に思っていました。 只見は、継之助が没した所、河井継之助記念館 には継之助終焉の間が保存されています。
只見の人たちは、戊辰戦争で落ち延びてきた 二万五千人もの長岡藩士やその家族、付き人、 人夫を世話したといいます。 5千人ほどの過疎の村がそれほどの人たちを受け入れる。大変なことだったと思います。 来賓の河井継之助記念館館長・稲川明雄先生のお話で、「義とは助け合うこと」、と話されたのが印象に残りました。 地元のたくさんの人たちが集まり、盛大でした。 星亮一先生や、長岡にある「河井継之助記念館」館長の稲川明雄先生のお話も聞けました。
「助け合うことが義」、言葉も一つ、覚えました。 お土産は、いつもの起き上がり小法師(おきあがりこぼし)。
会津地方に古くから伝わる縁起物・郷土玩具の一つ。家族の人数+1個を購入し一年間神棚などに飾るそうだ。 稚児をかたどった可愛らしさ、見ているとほのぼのとする。 どんなことがあろうが、負けていない。何度でも立ち上がる。 会津のそんなガッツをもらえます!
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