鶴ケ城天守閣内の郷土博物館を一部リニューアル 今秋の耐震工事に合わせ 福島県会津若松市
今秋に始まる鶴ケ城天守閣の耐震補強工事に合わせ、福島県会津若松市は、天守閣内部にある郷土博物館を一部リニューアルし、2023(令和5)年4月に再オープンする。鶴ケ城を管理運営する会津若松観光ビューローが理事会・評議員会で示した。
工事期間中の10月から来年3月にかけ、同博物館を休館とするほか、天守閣内の一部でも立ち入りを制限する。鶴ケ城売店や南走長屋・干飯櫓(ほしいやぐら)は入場を可能とし、デジタルを活用した特色あるコンテンツを提供する。
工事期間中、天守閣が足場で覆われる箇所は一部で、本丸側からは外観を楽しめる。茶室麟閣は通常通り営業する。
2021(令和3)年4月から今年1月までの天守閣の入場者数は26万1136人で、前年同期比105%だった。鶴ケ城公園の来場者は45万934人で、同104%だった。回復基調にあるものの、いずれもコロナ禍前より半減している。
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