歴史遺産 、ペリー艦隊上陸地点・鼻黒に設置されている「ペリー艦隊上陸記念碑」です。
マシュー・カルブレイス・ペリーが実際に歩いた道を歩いて来ました。伊豆急下田駅徒歩15分です。 日米和親条約(神奈川条約)を締結したペリー艦隊は嘉永7年(1854)3月18日から21日にかけて、下田に順次来航します。ペリーは、日米和親条約付録下田条約の交渉を了仙寺で開始します。日本側全権・林大学頭(はやしだいがくのかみ)、江戸町奉行・井戸対馬守(いどつしまのかみ)、下田奉行・伊沢美作守(いざわみまさかのかみ)、都築駿河守(つづきするがのかみ)らと行われました。
5月13日、両者会見の日には、ペリー一行は、バッテーラ(艦船用の連絡用ボート)を連ねて上陸、大砲4門を先頭に曳き、軍楽隊の高らかな奏楽の下、 剣付鉄砲の水兵の列三百人を率いて、このペリーロードを行進し、了仙寺へ乗り込み、下田の人々を驚かせたと言います。
ペリー・ロードは、江戸末期から明治、大正あたりまでの建物が多く、石畳の総延長は約500メートル 続きます。倉敷でもお馴染みのなまこ壁の建物や「伊豆石」を用いた特徴的な建物が立ち並 んでいます。「伊豆石」は、伊豆半島で採取され、軟質で、耐火性に優れ、加工し易いとのこ と。
平滑川(ひらなめがわ)沿いを石畳の道が続き、柳並木の風情がすばらしいですね。 了仙寺のほか、日露和親条約締結場所である長楽寺、あじさい祭で有名な下田公園も この近くです。
多くの観光客が集う下田の観光スポット、夕刻になればガス灯の 明かりにで幻想的な光景を楽しめます。
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