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ザ・戊辰研マガジン

2022年1月号 vol.51

みちこの幕末ヒマ話 近藤正臣さんのこと

2021年12月22日 16:03 by minnycat
2021年12月22日 16:03 by minnycat

 中京区二条木屋町下る一之船入町の「大村益次郎・佐久間象山 遭難の碑」、斜め前に「めなみ」という 料亭があります。

 ここは、あの近藤正臣さんのご実家です。 以前、テレビを見ていたら、池田屋は自分の敷地だと 豪語されていて、とても頼もしく思っていました。 近藤さんといえば、なぜか平野国臣を思い浮かべていました。 幕末の志士を、どこかホウフツとさせる名前ですよね。

 それが、やはり、関係があり、近藤さんのご先祖は、 近藤正慎という勤皇の志士でした。清水寺の寺侍であり、 あの月照と共に活動していて、月照が西郷と鹿児島へ脱出した時に 捉えられ、十数日の断食ののち舌を噛み切って自殺。この未亡人に、 清水寺が同情して茶店の営業を許可し、茶店はいつしか「舌きり茶屋」 として有名になり、繁昌したという。

 その直系の子孫が近藤さんでした。ご親族には清水焼・人間国宝の 陶芸家もおられるようです。近藤さん、大河ドラマに久しぶりに出てきてくれないでしょうか。

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