写真はつい先日、石巻に出張したときに立ち寄った「慶長使節船ミュージアム サン・ファン館」に展示してある、バウティスタ号。
伊達政宗の野望と支倉常長の苦悩を乗せて、太平洋を横断した洋式帆船の復元船です。 大震災の津波にも耐えたバウティスタ号ですが、老朽化により今年3月いっぱいで取り壊しとなるため、ちょいと眼に焼き付けてきました。 老朽化のため中には入れませんでしたが、太平洋を横断したとは思えない小さな船です。瀬戸内海や佐渡汽船のフェリーより全然小さい。シアターで見事に3D再現された内部を観ましたが、これに180名もの人が乗って横断したなんて信じられませんでした。 しかしこのバウティスタ号が無くなったら、慶長使節船ミュージアムはどうするんでしょうか。10分程度で回れる展示物と7、8分のシアターだけじゃ、誰も来ないでしょう。本当に心配。 そう思うと広島呉の大和ミュージアムは凄いですね。いつも人がいっぱい。知名度の差はいかんともしがたいな。 伊達政宗の幕府転覆策謀をつづった新史料でも発見されれば盛り上がるんでしょうかね。本当に地方再生は大変です。戊辰研会員 半平太
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