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立山黒部アルペンルートの『雪の大谷』

2023年06月06日 12:26 by tetsuo-kanome
2023年06月06日 12:26 by tetsuo-kanome

【雪の大谷】

 GWの4/30~5/1、私と妻の二人で、初めての『立山黒部アルペンルート』に行ってきました。東京駅から初めての北陸新幹線で富山駅へ。なんと2時間10分で富山駅到着。JR富山駅から私鉄の電鉄富山駅に乗り換えて一路「立山駅」へ。この日は東京の出発時からあいにくの雨。ところが、富山駅に到着すると雨もやんでいました。『立山駅』からは立山ケーブルカーで「美女平駅」へ。

【立山ケーブルカー】

 美女平駅からは、バスで約一時間かけて「室堂駅」へ。美女平駅から室堂駅までは、雨はあがってましたが、残念ながら霧で景色が全く見ることができませんでした。この先、標高2450mの室堂駅での天候はどうなることやらと心配しておりました。「室堂駅」に近づくにつれて視界が徐々に開けていき、天候が急速に回復しておりました。「室堂駅」に到着して、空は曇っておりましたが、霧はすっかり晴れて、視界はクッキリでした。室堂駅に到着して一番驚いたのは、あまりの観光客の多さでした。GWですので、ある程度の大混雑は覚悟しておりましたが、標高2450mの室堂駅の大混雑ぶりにはとにかく驚愕の一語でした。

 我々は、観光客の多さに圧倒されながら、この日の宿泊先の「ホテル立山」に荷物を預けて、徒歩で『雪の大谷』へ。

【4/30の雪の大谷】

 『雪の大谷』は、今年は最高の高さが12m。雪が多い年は、高さ20mの時もあったそうです。『雪の大谷』を巡っていて、気づいたことは、大混雑の観光客のほとんどがアジア系のインバウンド。後にホテルの従業員に聞いたところ、台湾からの観光客が大半とのこと。むしろ日本人観光客が珍しいくらい。二度びっくりでした。「雪の大谷」を堪能した後、「室堂平」を散策。

【室堂平】

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 「雪の大谷」と「室堂平」の散策を終え、「ホテル立山」にチェックイン。

【ホテル立山(標高2,450m)】

 「ホテル立山」の宿泊する部屋で一休みしていると、見事な夕焼けを見ることができました。

【ホテルの部屋から望む見事な夕焼け】

 まさに、“奇跡の絶景”でした。息をのむ美しさ!

 夕食後、ホテルのフロントで見つけたのが、夜空が綺麗なことから急遽学芸員が来て「望遠鏡による星空観測会」をホテルの屋上で開催する案内がありました。私は、持参していたウルトラライトダウンを着込んで、毛糸の帽子、手袋と完全防寒で、屋上へ直行。まだ、一人も宿泊者が来ておらず、学芸員を独り占めして、満天の星空の説明をしていただけました。望遠鏡では、月を見せて頂き、月のクレーターもはっきり見えました。学芸員の説明では、丁度半月くらいの明るさの方が、月のクレーターが見えやすいとのことでした。その後、とっても明るい金星と火星を望遠鏡で見せて頂きました。

【4月の星座】

 まさに、星座盤に記載されている「春の大三角」「春の大曲線」を学芸員に丁寧にご説明頂き、綺麗にはっきりと見えました。昨年8月に訪問した長野県阿智村の星空観測は天候に恵まれず、残念な思いをしましたが、今回の立山室堂で、こんなに美しい星空を見ることができて、大変満足でした。「絵葉書」ほどの綺麗な星空ではなかったですが・・・。ホテルの部屋に戻る途中、フロントに立ち寄り、今度は、ホテル宿泊者限定の明日早朝の『ご来光ツアー』に参加することを妻と相談のうえ、申し込みをすることにしました。モーニングコール4時。

 翌朝、4時のモーニングコールに飛び起きて、完全防寒で身支度を整えて4時20分に集合場所のホテルのフロントに行ってみると、参加者の多さにビックリ。50人以上の参加者でした。「室堂駅」から『トロリーバス』で「大観峰駅」へ。そして、初めての『ご来光』がまだかまだかと待つばかり。そして、見事な『ご来光』。心が洗われました。

【ご来光】

 『ご来光ツアー』からホテル到着後、室堂平を散策。

 ホテルの朝食後、「室堂駅」から「トロリーバス」に乗って、黒部ダム方面へ出発。

【立山トロリーバス】

 「立山トロリーバス」は、立山連峰の雄山山頂直下を抜けるトンネルで、「室堂駅」から「大観峰駅」の間には、「破砕帯」があり、トンネル建設時に大量な地下水が噴出した難工事個所で、トンネル内では、青いライトで照明されておりました。「立山トロリーバス」は、日本で一番高い場所(2,450m)を、日本で唯一運航されております。トロリーバスは、バスではなく正式には無軌条電車線。

 「大観峰駅」からは、「立山ロープウェイ」。「大観峰駅」から「黒部平駅」まで、支柱が一本もありません。

【立山ロープウェイ】

 「黒部平駅」から「黒部ケーブルカー」で「黒部ダム駅」へ

【黒部ケーブルカー】

 そして、いよいよ『黒部ダム』へ。

【黒部ダム】

【「黒部ダムパンフレット」】

【黒部ダムカレーの実物・・・タイカレーで辛かったです】

【「黒部ダムカード」60周年記念カード】

【「黒部ダムポスター」】

 「黒部ダム」のポスターのような観光放水は、毎年6月下旬からのため、見ることはできませんでしたが、黒部ダムの大迫力は圧巻でした。

 最後は、「黒部ダム駅」から関西電力の「電気バス」で「扇沢駅」へ。まさに、映画『黒部の太陽』が描いたトンネルです。電気バスの走行中、トンネル工事の際に大量の地下水が発生した破砕帯のエリアは、青いライトで照明されておりました。

【黒部ダム駅】

【関西電力電気バス】

【関西電力トンネル破砕帯】

 扇沢駅に到着後、長野駅まで「特急バス」で向かい、北陸新幹線で帰ってきました。

 一泊2日の立山黒部アルペンルートは、幸い、天候にも恵まれて素晴らしい景色の数々を堪能できて、濃厚な二日間でした。

【記者 鹿目 哲生】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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