今月の読書中、、難解本多し、、大汗
●「食料危機」 PHP新書、食料不安に見舞われている半数以上がアジア、1/3はアフリカ。大手コンビニ一店舗で、1日1万円以上の食料を捨てている。飢餓の主の原因は貧困。世界の食料廃棄量は年間13億トン。生産量のうち、1/3は捨てられている。2050年に100億人の人口増。農地を拡大しないで、今ある農地の生産性を高める。資源をもっと有効に使う。食生活を見直す。食品廃棄物を減らす。賞味期限の近づいた値引き商品から買う。買い物前に冷蔵庫の中を調べて行く。冷蔵庫内にある物で献立を考える。賞味期限が過ぎてもすぐ捨てず、五感で判断して食べる。外で飲み物を買うより、マイボトルを持ち歩く。エアコンは付ける時にもっとも電力消費するので、いちいち切らずつけっぱなしにする。衣料品は「パタゴニア」などの資源を有効活用する姿勢のブランドや店を選ぶ。着なくなった服はリサイクルに出す。
●「ペットロス いつか来る「その日」のために」 文春新書、深い悲しみに暮れる可能性があるが、それ以上にペットは幸せを運んできてくれる存在。一緒にいてくれることに感謝して大事に育ててあげたい。今できることはやはり、今の時間を大切にすることだと気づかせてくれる。
●「一汁一菜でよいと至るまで」 新潮新書 話題作、フランスにおける「一汁一菜、野菜スープとチーズとパン。日曜のディナーはローストした肉だが、それ以外の食事は慎ましい食事とのこと。フランスでも日本でも全ての料理は水から始まる。おむすびは携帯食、米はキチンと水が澄むまで洗うこと。具たくさんの味噌汁はおかずの一品を兼ねる。一汁一菜を料理のの入り口にして一つ一つおかずを作ってみて、10種類ほどできるようになればそれで幸せに一生やっていける。
●「日本史の裏側」 扶桑社新書、大阪の適塾時代、福沢諭吉は布団で寝たことがなかった。机に突っ伏して寝て、目が覚めたらまた書物を読む。その繰り返し。勉学の合間に、蘭書を写してその写本を売り生活費を稼いでいた。無理がたたり諭吉が腸チフスになると、緒方洪庵は我が子のように見舞った。松下幸之助はどんなことがあっても社員を見捨てることはしなかった。社員に対する感謝の念が強かった。会社存亡の危機にあっても、ただの一人も解雇しなかった。それが社員のやる気に火を付け、今日の松下電器全体の幸福に繋がった。幸之助は松下電器を大きく発展させてくれたあらゆるものに感謝、そして、幸福な社会実現へと願った。
●「日本銀行 我が国に迫る危機」 講談社現代新書、私たち一人一人が甘えや無理解、無責任から脱却、それぞれの持ち場で責任や負担を分かち合えば、この困難な局面を国全体としてなんとか乗り越えていくことができるのではないか。
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